公開日
2024.5.5
更新日
2026.2.16
健康習慣
眠れない夜、起きられない朝…睡眠不足のリスクと対策
こんにちは!リベ大総合クリニック大阪院 院長の大岩です。
コラム第5回目は「睡眠」がテーマです。
今これを書いている僕を含め、誰もが日常的に経験している睡眠不足。
🌀最近、なかなか寝つけない…
🌀寝てるつもりだけど、十分に休めた気がしない…
など、抱えている悩みは様々です。
睡眠不足は健康に大きな影響を及ぼすことがわかっています。
ぜひこのコラムをきっかけに、よりよい睡眠のとり方について一緒に考えてみませんか?
🔸寝不足の国、ニッポン
経済協力開発機構(OECD)が33ヵ国を対象に行った調査によると、
1日あたりの平均睡眠時間は
・33ヵ国平均:8時間28分
に対して
・日本:7時間22分
と、1時間以上短く、33ヵ国のなかでもワースト1であるといわれています [1]。
国内の調査でも日本人の睡眠時間は短く(図1)、
特に30〜50歳代では、4割以上が6時間未満
とのデータもあります [2]。
【図1. 日本人の睡眠時間 [3, 4]】

自分はショートスリーパーだから、寝なくても大丈夫!
と思っている方もいるかもしれません。
しかし実際には、本当の「ショートスリーパー」は非常にまれで、
多くの人は7〜8時間の睡眠を必要としています。
🔸睡眠不足が招く健康リスク
睡眠不足は、私たちの心身に様々な悪影響があります。
体内時計が乱れ、ホルモンバランスが崩れることで、
・肥満・メタボリックシンドローム
・高血圧・心臓病
・糖尿病
・うつ病
・免疫力の低下
などのリスクが高まると考えられています。
さらに、
睡眠時間が6時間未満の場合は、死亡リスクが高まる
という研究結果があります [5]。
僕も仕事や育児で、つい夜更かししてしまうのですが、
睡眠不足が命に関わるなんて、こわいですよね…!
🔸7時間睡眠のための対策3選!
いろいろな調査から、
健康リスクを最も下げるのは、7時間前後の睡眠
と考えられています。
これより長くても短くても、健康にはよくないことがわかっています。
ただし個人差があるため、
起床後の回復感や日中の眠気に応じて、自分にちょうどよい睡眠時間を探る必要があります。
適切な時間で質のよい睡眠をとるために、
次の3つを心がけてみましょう。
就寝・起床時間を決め、規則正しい生活リズムを作る
寝る前のスマホや、カフェインの摂取を控える
エアコン・加湿器・遮光カーテンなどで、快適な寝室環境を整える
🌀自分の眠りの質って、どうなの?
そんなときは、ぜひご相談ください。
当院では、眠っている間に医療レベルの脳波計測が簡単にできる機器を用いて、
睡眠ドックを行っています。
ご自宅で、気軽に、正確な睡眠検査を受けることができます。
【当院スタッフ例:よく眠れている場合】

【当院スタッフ例:睡眠不足の場合】

睡眠は心身の健康の土台。
今夜からさっそく、よりよい睡眠習慣を作っていきましょう。
睡眠に関するお悩みや質問があれば、いつでもご相談ください。
あなたにあった方法や対策を、一緒にみつけていきましょう!
それではまた、次のコラムをお楽しみに!
引用文献
[1] OECD Gender data portal 2021: Time use across the world.
[2] 厚生労働省: 令和元年国民健康・栄養調査報告.
[3] 厚生労働省: 平成30年国民健康・栄養調査報告.
[4] 厚生労働省: 良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない睡眠のこと(2023年3月版).
[5] 厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会: 健康づくりのための睡眠ガイド 2023.