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脂肪肝|どんな病気?

🔹どんな病気ですか?

脂肪肝とは

  • 肝臓に脂肪がたまった状態

を指します。

肝臓は、食べ物から取り込んだ栄養を体の中で必要な形に変え、全身に届ける働きをしています。

しかし、食べすぎ飲みすぎで余分なカロリーが入ってくると、肝臓はそれを脂肪としてため込んでしまいます。これが脂肪肝の原因になります。

脂肪肝のタイプには、大きく分けて次の2種類があります。

1. アルコールが原因のもの

  • 肝臓がアルコールの分解を優先するため、脂肪の代謝が妨げられる

→肝臓に脂肪がたまる

2. アルコール以外が原因のもの

  • 食べすぎ・運動不足のため、摂取カロリーより消費カロリーが少ない

  • 血糖値が高いため、血中の糖が消費されず脂肪に変わりやすくなる

  • 肝臓に流れ込む脂肪が多い

→肝臓に脂肪がたまる

🔹どんな症状がありますか?

初期にはほとんど症状はありません。

しかし、脂肪肝が進行すると、

  • 体がだるい・疲れやすい(倦怠感)

  • 右上腹部(肝臓のある部分)の違和感や重さ

  • 食欲がない・胃の調子が悪い

といった症状が現れます。

🔹どんな検査でわかるのですか?

健康診断の血液検査で指摘されることが多く、以下の検査が行われます。

  • 血液検査

血液検査では以下の項目を中心に確認します。

血液検査で確認する主な項目を説明した図。ALTとASTは、肝細胞の障害の程度を示す。中性脂肪(TG)は、脂質代謝異常を示す指標となる。γ-GTPは、アルコール性脂肪肝の評価に用いられる。ChEは、肝機能や脂肪肝の進行度を評価するための項目である。

  • 画像検査(腹部エコー・CTなど)

脂肪の蓄積を画像で評価します。

  • 肝生検

実際に針を刺して肝細胞を採取し、顕微鏡で観察する方法です。

非アルコール性脂肪肝と診断された場合に、病気の進行度を詳しく調べるために行われます。

【診断の流れ】

脂肪肝の診断までの流れを示した図。ステップ1では血液検査を行い、肝機能の異常を確認する。ステップ2では飲酒量を評価し、アルコールの影響を考慮する。ステップ3では画像診断を実施し、肝臓の状態を詳しく調べる。最後のステップ4で、これらの情報をもとに脂肪肝の診断が行われる。

🔹治療はどうするのでしょうか?

脂肪肝治療の基本は生活習慣の改善です。

  • 食事改善

    高カロリー・糖質・脂質を控え、野菜やたんぱく質を増やす

  • 適度な運動

    ウォーキングや筋トレで脂肪を減らす

  • アルコール制限

    アルコール性脂肪肝の場合は特に重要

  • 体重管理

    体重を5~10%減らすと肝脂肪が減少

脂肪肝は生活習慣を見直すことで改善が期待できますが、進行し肝炎や肝硬変などを引き起こすと、元の状態に戻すことが難しくなります。

もし脂肪肝であることがわかったら、早めに生活習慣を見直しましょう!

くわしくは下記コラムもご覧ください。

▶︎脂肪肝、油断するべからず。

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