症状
胃痛・みぞおちの痛みが続く
🌀食後になるとキリキリ痛む
🌀ここ数日、みぞおちのあたりが重くてすっきりしない
🌀市販の胃薬を飲んでみたけど効かない
そんな状態が続いていませんか?
胃のあたりの痛みは、日常でよく起こる症状のひとつです。
食べすぎや疲れが原因であれば、数日のうちに自然と落ち着いていきます。
ただ、痛みを繰り返したり、じわじわと強くなっていくようなら、胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎など、治療が必要な病気が隠れている可能性があります。
また、ごくまれですが、胃がんの初期症状のひとつであることもあります。
この記事では、
「様子を見ていい痛みかどうかの見分け方」
「考えられる病気の種類」
「当院での検査・治療の流れ」について、できるだけわかりやすくまとめています。
🔶 こんな症状はありませんか?
以下のような症状に心あたりのある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
食後に胃がキリキリ・ズキズキと痛む
空腹時や朝方、みぞおちのあたりが重苦しくなる
市販の胃薬を飲んでも、何日たっても痛みがすっきりしない
食後に胸やけや、酸っぱいものが込み上げてくる感じがある
胃の調子が良い日と悪い日を繰り返している
ストレスや疲れが重なると、決まって胃が痛くなる
健康診断でピロリ菌陽性と言われたことがある
あてはまる項目が多い場合は、一度きちんと原因を調べておくことをおすすめします。
🔶 今の胃痛はどのレベル?
胃痛といってもさまざまです。
まず、ご自身の状態がどのあたりに当てはまるか確認してみてください。
すぐに受診した方がいいケース
吐血した、または黒っぽいタール状の便が出た
これまでに経験したことのないような強い痛みがある
冷や汗やめまいを伴う痛みがある
お腹を押して離したときに、鋭い痛みが走る(反跳痛)
→ これらのいずれかに当てはまる場合は、我慢せずできるだけ早く受診してください。
早めの受診がおすすめなケース
2週間以上、痛みが続いている
市販薬でいったん良くなるが、飲むのをやめるとまた再発する
痛みが少しずつ強くなっている気がする
食欲が落ちたり、体重が減ってきたりしている
吐き気や嘔吐を伴う
→ 放置すると悪化することがあります。受診して原因を確認しておきましょう。
もう少し様子を見ても大丈夫なケース
食べすぎ・飲みすぎの後だけ痛んで、翌日には治まった
短時間で治まり、その後は繰り返していない
→ ただし、同じような痛みがまた起きたときは、受診を検討してください。
🔶 胃痛やみぞおちの痛みが起きる主な原因
胃のあたりの痛みは、大きく次の5つに分けられます。
食生活の乱れ
食べすぎ・飲みすぎ、脂っこいもの・辛いもの・カフェインの摂りすぎなどで胃酸が過剰になり、胃の粘膜が傷つく
ストレスや生活リズムの乱れ
自律神経のバランスが崩れると、胃の動きや胃酸の分泌がうまくコントロールできなくなる
ピロリ菌の感染
胃の粘膜に棲みつく細菌が、長期にわたって慢性的な炎症を引き起こす
痛み止め(NSAIDs)の長期使用
頭痛薬や関節痛の薬を飲み続けると、胃の粘膜を守る力が弱まり、潰瘍ができやすくなる
胃そのものの病気
胃潰瘍・逆流性食道炎・機能性ディスペプシア・胃がんなど
食生活やストレスが原因であれば、生活を整えることで回復することも多いです。ただし、ピロリ菌や潰瘍・がんが背景にある場合は、検査を受けて適切な治療につなげることが大切です。
🔶 考えられる病気と、それぞれの特徴
機能性ディスペプシア(FD)
「胃カメラを受けたのに、何も見つからなかった。でも胃は痛い」——こうした状態を、機能性ディスペプシアと呼びます。胃の動きが鈍くなったり、胃酸に対して粘膜が過敏になったりすることで、痛みや胃もたれが繰り返し起こります。
ストレスや不規則な食生活、睡眠不足が引き金になることが多く、日本では成人のおよそ10〜20人に1人がこの症状を抱えているとも言われています。「検査で何もなかった=気のせい」ではありません。治療によってちゃんと改善できる病気です。2週間以上症状が続くようであれば、一度ご相談ください。
ピロリ菌感染による慢性胃炎
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃の粘膜に棲みつき、長い時間をかけて慢性的な炎症を起こし続ける細菌です。日本では50代以上の方に感染率が高い傾向がありますが、若い世代でも幼少期に家族から感染しているケースがあります。
注意が必要なのは、感染していても自覚症状がほとんどないことです。気づかないうちに胃粘膜の萎縮が進み、やがて胃潰瘍や胃がんのリスクが高まります。感染の有無は胃カメラで調べられます。陽性であれば、2種類の抗菌薬と胃酸を抑える薬を1週間服用する「除菌療法」を行います。除菌に成功すると、将来の胃がんリスクを下げられることがわかっています。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が深くえぐれた状態が「潰瘍」です。どのタイミングで痛むかに特徴が出やすく、胃潰瘍では食後にみぞおちがジンジン・ズキズキしやすく、十二指腸潰瘍では空腹時や夜間にキリキリと痛み、食事をとると一時的に楽になることが多いです。
主な原因は、ピロリ菌の感染と痛み止め(NSAIDs)の長期使用です。潰瘍から出血すると、黒っぽいタール状の便が出たり吐血したりすることがあります。こうした症状が現れた場合は、早めに受診してください。
当院では胃カメラ検査で潰瘍の状態を直接確認し、胃酸の分泌を強力に抑えるお薬で治療を進めます。ピロリ菌が陽性であれば、あわせて除菌治療を行います。
逆流性食道炎
胃酸が食道に繰り返し逆流することで、食道の粘膜が傷つく病気です。みぞおちの痛みに加えて、「胸やけ」「酸っぱいものが込み上げてくる感じ」「のどがイガイガする」といった症状を伴うことが多いのが特徴です。食後すぐ横になる習慣、肥満、加齢による食道の入り口の緩みなどが発症のリスクを高めます。
軽症であれば、食事や姿勢を見直しつつ胃酸を抑えるお薬で改善できます。ただし長期間放置すると、食道の粘膜が変性する「バレット食道」に進み、食道がんのリスクが高まる可能性もあります。「胸やけくらい大したことない」と思わず、症状が続くようなら胃カメラで一度確認しておくことをおすすめします。
胃がん
胃がんは日本人に多いがんのひとつですが、早い段階では自覚症状がほとんどありません。「なんとなく胃が重い」「食欲がちょっと落ちた」といった、日常でよくある感覚に紛れてしまうことが多く、それが早期発見の難しさでもあります。
だからこそ大切なのが、定期的な胃カメラ検査です。早い段階で見つかれば、内視鏡的治療が選択できるケースもあり、身体への負担を大幅に抑えられます。特に次のような方は、症状がなくても定期的な検査をお考えください。
40歳以上で、これまで一度も胃カメラを受けたことがない
ピロリ菌に感染していた(または除菌した)ことがある
家族(親・きょうだい)に胃がんの方がいる
喫煙習慣がある、または塩分の多い食事を好む
🔶 受診時に教えていただきたいこと
診察では、痛みについてできるだけ詳しくお聞きします。
事前に以下のことを整理しておいていただけると、より正確な診断につながります。
いつから?——何日前から痛みが始まったか
どこが?——みぞおち・おへその上・左上腹部など、痛む場所
どんな痛み?——キリキリ(鋭い)、ズキズキ(脈打つ)、ギューッと締めつけられる、など
いつ痛む?——食後・空腹時・夜間・食べると楽になる、など
ほかの症状は?——吐き気・胸やけ・便の色の変化・体重減少など
飲んでいる薬は?——特に痛み止め(ロキソニンなど)を日常的に使っている場合はお知らせください
メモに書いてお持ちいただければ十分です。「うまく説明できるか不安」という方も、こちらから順を追ってお聞きしますので、安心してお越しください。
🔶 当院での検査・診断の流れ
リベ大総合クリニック大阪院では、胃痛・みぞおちの痛みでお悩みの方に、以下のステップで診察・検査を行っています。
STEP 1 問診・診察
痛みの場所や性質、いつ頃から続いているか、食事との関係などを丁寧にお聞きします。お腹の触診も行い、緊急性がないかを確認します。
STEP 2 血液検査・ピロリ菌検査
必要に応じて血液検査を行い、炎症や貧血の有無を調べます。ピロリ菌が疑われる場合は、尿素呼気試験または血液検査で感染の有無を確認します。どちらも体への負担が少ない検査です。
STEP 3 胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)
胃痛の原因をはっきり調べるうえで、胃カメラは最も確実な方法です。当院では、なるべく患者さんの負担を少なくするために以下の対応をしています。
鎮静剤の使用が可能
「どうしても怖い」「以前つらかった」という方は、鎮静剤で眠った状態で受けていただくことができます
経鼻内視鏡にも対応
鼻から細いカメラを入れるため、「オエッ」となる嘔吐反射が起きにくく、検査中でも会話ができます
当日検査にも対応
朝食を抜いてお越しいただければ当日対応できる場合があります。ご希望の方はまずお電話でご確認ください
検査時間はおよそ5〜10分です。必要な場合は組織の採取(生検)もその場で行えます。
※ 胃カメラ検査の詳しい流れ・費用については胃カメラ検査のご案内ページをご覧ください。
STEP 4 結果説明と治療方針のご提案
検査で撮影した画像をモニターでお見せしながら、所見をわかりやすくご説明します。お薬の処方・ピロリ菌の除菌・生活習慣のアドバイスなど、原因に合わせてご本人と相談しながら治療の方針を決めていきます。
「まだ様子を見たい」「検査はもう少し先にしたい」というご希望にも、できる限りお応えします。無理に検査をおすすめすることはありませんので、まずは気軽に相談にいらしてください。
🔶 日常生活でできるセルフケア
受診と並行して、日々の生活の中で胃への負担を減らすためにできることがあります。
一度の量を減らし、食事の間隔もあけすぎないように
一度にたくさん食べるより、少量をこまめに摂る方が胃への負担が減ります
脂っこいもの・辛いもの・カフェイン・アルコールは控えめに
胃酸の過剰分泌を防ぐことにつながります
食後すぐに横にならない
食後2〜3時間は上体を起こしておくと、胃酸の逆流が起きにくくなります
十分な睡眠と、自分なりのストレス発散を
自律神経が整うと、胃の動きも安定してきます痛み止め(NSAIDs)を常用している場合は医師に相談を
胃を守る薬を一緒に飲む方法や、胃への負担が少ない薬への切り替えも検討できます
ただし、セルフケアはあくまでもサポートのひとつにすぎません。2週間以上痛みが続く場合は、生活改善と合わせて受診することをおすすめします。
🔶 よくある質問
Q. 市販の胃薬を飲んでいれば、受診しなくても大丈夫ですか?
市販薬で一時的に楽になることはありますが、それはあくまで「症状を抑えている」状態です。ピロリ菌感染や潰瘍など治療が必要な病気が隠れている場合、痛みが落ち着いている間にも病気が進行している可能性があります。「薬をやめると痛みが戻る」「2週間以上飲み続けている」という方は、一度原因を調べることをおすすめします。
Q. 胃カメラ検査はつらくないですか?
「胃カメラは苦しい」というイメージをお持ちの方は多いと思います。ただ実際に受けた方からは、「怖くて二の足を踏んでいたけれど、思っていたより全然平気だった」という声をよくいただきます。
当院では鎮静剤を使って、眠った状態で検査を受けていただくことが可能です。また、口からの検査に抵抗がある方は、鼻から挿入する経鼻内視鏡も選んでいただくことができ、従来の口から入れる方法に比べて嘔吐反射が抑えられます。
「怖いけど気になっている」という方は、まず受診だけでもいらしてください。検査を受けるかどうかは、そのあとゆっくり決めていただければ大丈夫です。
Q. 何科を受診すればいいですか?
胃痛やみぞおちの痛みは、消化器内科の専門領域です。当院は内科と消化器内科の両方に対応しており、診察から胃カメラ検査、ピロリ菌の除菌治療まで、すべてひとつのクリニックで受けていただけます。「何科に行けばいいかわからない」という方も、まずはお越しください。
🔶 胃の痛みが気になったら、まずはご相談ください
胃痛は身近な症状だからこそ、「これくらいで病院に行くのも大げさかな」「忙しくてなかなか時間が取れない」と、つい後回しにしてしまいがちです。でも、痛みの裏には治療すれば改善できる病気が隠れていることも少なくありません。原因がはっきりするだけで、気持ちが楽になることも多いものです。
どうか一人で抱え込まず、まず話だけでも聞かせてください。
リベ大総合クリニック大阪院では、消化器内科の診察から胃カメラ検査まで、一貫してお受けいただけます。
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