疾患
脂質異常症|どんな病気?
🔹どんな病気ですか?
脂質異常症とは
・血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が、基準値から外れた状態
を指します。
具体的には、以下の3つの状態のいずれかのことをいいます。
1. 悪玉(LDL)コレステロールが多い
2. 善玉(HDL)コレステロールが少ない
3. 中性脂肪(トリグリセライド)が多い
悪玉が多すぎても、善玉が少なすぎても、健康にはよくありません。
🔹どんな症状がありますか?
自覚症状はほとんどありません。
そのため気づくのが遅れ、
突然、心筋梗塞などの発作に見舞われる場合も。
🔹どんな検査でわかるのですか?
主に健康診断などで血液検査を行います。
以下に1つでも当てはまる場合、脂質異常症と診断されます。
【脂質異常症の診断基準】[文献1を参考に筆者作成]

※1 空腹時:10時間以上、絶食の場合(水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可)
※2 随時:空腹時であることが確認できない場合
この他、脂質にはいろいろな種類があるため、
善玉(HDL)コレステロール以外をすべて含めた脂質
として
Non-HDLコレステロールの値を調べることもあります。
こうした脂質異常の状態が続くと
・動脈硬化の進行
・心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まる
そのため、治療が必要となります。
🔹治療はどうするのでしょうか?
脂質異常症の治療には、主に2つの方法があります。
1. 生活習慣の改善(食事療法・運動療法)
2. 薬物療法
まずは3〜6ヵ月間程度、生活習慣の改善を試みます。
・それでも目標値が達成できない場合
・動脈硬化のリスクが高いと判断される場合
には、薬物療法を検討します。
くわしくは下記コラムもご覧ください。
▶︎脂質異常症のケアで動脈硬化予防!今から始めるコレステロール対策
引用文献
[1] 日本動脈硬化学会 編: 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版. 一般社団法人日本動脈硬化学会. 2022.