健康コラム

公開日

2025.4.27

更新日

2026.7.27

総合診療

【息が止まる病気】いびきが気になる?あなたの眠りを総点検! 

薄暗い室内に整えられたベッドと点灯したサイドランプ。背景には睡眠中の脳波グラフが重ねられている。

こんにちは!リベ大総合クリニック大阪院 院長の大岩です。


🌀朝、スッキリ起きられない。

🌀日中も眠くて、ぼんやり…。

その不調、「疲れがたまってるだけ」と思っていませんか?

実はそれ、眠っている間に息が止まっているサインかもしれません。

このコラムでは、日中の眠気の原因となる病気「睡眠時無呼吸症候群」についてわかりやすく解説します。

毎日のいびきにも、病気が隠れていることがあります。

次のような方はぜひ最後までご覧いただき、「眠り」を知るきっかけとなれば幸いです。

  • いびきをかいていると言われたことがある方

  • 眠っても疲れがとれないと感じている方

  • ご自身またはご家族の睡眠の質が気になる方


睡眠時無呼吸症候群については、下記もぜひご覧下さい。

▶睡眠時無呼吸症候群|どんな病気?

🔸眠りの質をセルフチェック!隠れリスク、あなたは大丈夫?

まずは、睡眠の質を知るための簡単なセルフチェックをしてみましょう!

あなたが普段気になっていることや困っていること、いくつあるでしょうか?

「睡眠中」の文字と月のアイコン
  • 寝つきが悪い

  • 夜中に目が覚めることがある

  • 仰向けで寝ることが多い

  • 家族に「いびきがうるさい」と言われたことがある

「起床時」の文字と朝日のアイコン
  • 寝たはずなのに疲れが残っている

  • 寝起きに頭痛がする

  • 口の中が乾いている

「日中・生活習慣」の文字と太陽のアイコン
  • 昼間に強い眠気を感じる(運転中・会議中など)

  • 高血圧と診断されたことがある、または治療中である

  • 体重が増える傾向にある

  • 寝る前にお酒を飲む習慣がある

💭もう歳だから、疲れがとれないのは仕方ないかな…

💭いびきは昔からだし、誰にでもあるものじゃない?

そんなふうに思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これらのチェック項目にいくつか当てはまる場合、睡眠時無呼吸症候群のリスクがある、もしくは睡眠の質が下がっている可能性があります。

🔸何が起きる?睡眠中に息が止まる病気とは

睡眠時無呼吸症候群とは

  • 眠っている間に、呼吸が何度も止まる病気

です。


呼吸が10秒以上止まることを「無呼吸」と呼び、

この無呼吸が1時間に5回以上起こる場合は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。


今ここで、息を止めて10秒数えてみましょう。


1、2、3…

…8、9、10!


いかがでしょうか?

たった10秒でも、少し苦しく感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これを睡眠中に何度も繰り返していると考えると、身体にかかる負担の大きさを想像いただけるかと思います。

実際には、呼吸が止まるたびに身体が反応し、眠っている間にも以下のような変化が起こります。


・脳が起きる

脳は、酸素をたくさん必要とする臓器です。

そのため呼吸が止まり酸素が足りなくなると、脳はすぐに異常を検知して目を覚まそうとすることがあります。

これにより、熟睡できずに浅い眠りとなってしまいます。


・血圧が上がる

酸素が足りなくなると、心臓はそれを補うために血液を強く送り出そうとします。

これが繰り返されることで、夜間の高血圧を引き起こすことがあります。


このように、睡眠時無呼吸症候群では

🌀眠っている間に脳や心臓が休めない状態

が続き、睡眠の質が大きく低下します。

「スッキリしない」といった実感だけでなく、この状態が長く続くことで
高血圧・糖尿病などの生活習慣病や、気分の落ち込みなどの心の不調を招くリスクも高まります。

睡眠や健康に悩む男性のイラスト。高血圧、糖尿病、心血管疾患、うつ病など複数の疾患リスクが吹き出しで示されている。

🔸そのいびき、今こそ“見える化”しませんか?

一方で、睡眠中のいびきや無呼吸は、ご自身では自覚しにくいという特徴があります。

多くの場合、ご家族など周囲の方からの指摘や、検査を受けたことがきっかけで初めて気づかれるケースがほとんどです。

また、いびきがあるからといって、必ずしも病気とは限りません。
そのため、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、正確な診断のために検査を受けることが大切です。

検査には大きく分けて、

  • 簡易検査

  • 精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査、PSG)

の2種類があります。

ここでは、当院でも実施している「自宅でできるPSG検査」についてご紹介します。

自宅でできるPSG検査|3つのメリット

1. 入院なし!検査は自宅でOK

いつもの環境で眠ることで、あなたの自然な眠りを記録できます。

2. ご自身のペースで取り組める
検査日を自由に設定できるため、無理のないスケジュールで受けられます。

3. より正確な検査結果がわかるので、その後の治療もスムーズに

簡易検査よりも高い精度で調べられるため、診断や保険診療での治療に役立ちます。

検査の流れ

① 診察
気になっている症状や睡眠状況について、医師が丁寧にお伺いします。

② 検査機器の受け取り
郵送にて検査機器をお届けします。

③ 検査当日(ご自宅で実施)

普段通りに過ごしていただき、就寝前に機器を装着して眠るだけです。

  • 食事や飲酒の制限なし

  • 就寝時間の指定もありません

  • 都合が悪ければ別日に延期可能

  • 装着部位(頭・手首・指先など)は機器の種類により異なります

④ 検査後
機器をご返却いただいた後、結果を解析し、後日医師よりご説明いたします。


いつものいびきを”見える化”することで、なんとなく感じていた不調の原因に気づくことができるかもしれません。

当院では患者さんの負担をできるだけ抑えて詳しく調べられる、自宅PSG検査をおすすめしています。
「検査をするか迷っている」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

🔸睡眠治療で広がる5つのハッピー

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、治療法の一つとして「CPAP(シーパップ)療法」が比較的多く用いられています。

芸能人の方が治療を受けている様子をメディアで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
特徴的な機器を頭に装着して眠る姿を、思い浮かべる方も多いでしょう。

CPAP療法は、

  • 機械で空気を自動的に送り込むことで、睡眠中の気道がふさがらないようにする治療法

です。

気道が保たれることで、呼吸がスムーズに行えるようになります。

その他、症状の程度・原因・体質などに合わせて、マウスピース生活習慣の見直しといった治療を行います。


治療を始めて眠りの質が改善されると、少しずつ生活にも前向きな変化があらわれます。

  • 朝、スッキリと目覚められるようになる!

  • 昼間の眠気が減り、仕事や家事に集中できる

  • 高血圧の改善が期待できる

  • いびきが軽減し、家族の睡眠の質もアップ!

  • 気持ちが前向きになり、見た目や印象の変化につながることも♪

こうした小さな変化の積み重ねが、毎日の過ごしやすさにつながり、ご自身だけでなく周りの方の幸福感にも影響を与えていくはずです。

朝日を浴びながらカーテンを開ける女性、医師と面談する男性、ベッドで笑顔の家族が写る3枚の写真

🔸いびきの不安、眠りの悩み。あなたに合った相談先を、いつでも。

少し話がそれますが、僕は以前、救急医として働いていました。

緊急対応や夜勤の連続で、不規則な睡眠は当たり前。今振り返ると、当時の睡眠の質はかなり低かったのではないかと思います。

現在は生活リズムもある程度一定になり、しっかり睡眠がとれる日も増えました。

(もちろん、家事や育児を終えてからの勉強で夜更かしになることもありますが…それでも、かわいい妻や子どもたちの顔を見ると、不思議と疲れが和らぐものです。)

このコラムを読んでくださっているみなさんの中にも、夜勤や不規則な勤務がある方、日々の疲れに関わらず対応を求められる立場の方など、さまざまな事情を抱えた方が多くいらっしゃると思います。

忙しい毎日の中で、自分のことはつい後回しになりがちです。

「いびき」や「睡眠」について考えたり、相談したりする時間をとることも難しいかもしれません。

だからこそ、リベ大総合クリニック大阪院は、年中無休・オンライン診療も含め、いつでもご相談いただける体制を整えています。

みなさんがふと

💭今日、相談してみようかな

と思われたときに、安心して頼っていただけるクリニックでありたいと考えています。

検査から治療まで一貫してサポートできる体制で、あなたの健康を支えてまいります。

いびき・無呼吸が気になる方へ

「いびきが大きくて心配」「寝ているときに呼吸が止まっていると言われた」

そんな方には、いびき外来の受診をおすすめします。

当院のいびき外来では、以下の対応を行っております。

  • 入院不要・自宅でできる睡眠時無呼吸症候群の精密検査

  • CPAP療法・生活習慣の改善など、症状に応じた治療のご提案

  • 初めての方にも丁寧に寄り添う安心のサポート体制

睡眠の質を見直したい方へ

「睡眠トラブルを全体的にチェックしたい」「自分に合った睡眠のとり方を知りたい」


そんな方には、睡眠ドックをご案内しています。

最新機器を用いて、以下のサービスをご提供いたします。

  • 睡眠脳波の計測による客観的な睡眠データ

  • 睡眠トラブルに関する全体的なリスク評価

  • 専門家による睡眠評価レポート

※睡眠ドックでは、睡眠時無呼吸症候群の確定診断はできません。診断を希望される方は、いびき外来をご利用ください。

いびき外来と睡眠ドックの受診を選ぶためのチェックリスト付きフローチャート

💭少し気になっている
💭不安があるけれど、どうしたらいいかわからない

そんな“今”が、ベストなタイミングかもしれません。

まずはご自身の眠りを知ることから、始めてみませんか?


それではまた、次のコラムで!

気になる症状がある方や、受診に関するご質問はこちら

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